小さい頃は本は読むものではなくて見るもの
初めて母親に買ってもらった本は、「マッチ売りの少女」と「小公子」でした。
「マッチ売りの少女」は、アンデルセンの童話集だったので、少しずつ読めたのですが、「小公子」の方は、物語が長すぎて、最初の1.2ページで断念したくらいに、小さい頃は読書は苦手でした。
本が好きになったきっかけは、高校生の時に先輩に勧められた赤川次郎さんの「吸血鬼シリーズ」です。
それから赤川次郎さんの本を読み漁り、新作が出る度に読んでいました。
赤川次郎さんはシリーズ物が多くて、いつ書かれているのかと思うくらい新作がよく出ていたイメージがあります。
それから原田知世さんのファンだった先輩からは、眉村卓さん(ねらわれた学園の作者さんです)とか、勧められて、眉村卓さんも読んだりしていました。
高校生だった私は、お小遣いのほとんどを本に使っていたかもしれません…。
(おやつも買っていましたが…。)
大人になると本屋は駆け込み寺
大人になると、休みの日や、仕事帰りに本屋さんに行くことが増えました。
多い時には、週に1.2回は行っていましたね。
もちろん、好きな作家さんの新刊が出るとすぐに読んでいましたし、本屋さんの中をぐるぐる回っては物色して、新しい作家さんを発見する楽しみがありました。
現在は、ネットで割と簡単にある程度のことは調べることはできてしまいますが、その頃はそのようなものはなく、紙の本が、専門知識の情報源でもあり、娯楽でもありました。
私は、こころの“もやもや”をどうにかしたい時や、気持ちを切り替えるための手段として持っていたいものが「本」です。そんな時に、目指す場所は「本屋さん」なのです。
本屋さんに入ると、その時のこころに従って本を探します。
「これだ!」と探し出し、こころがスッキリした時は、こころの処方箋をもらった気持ちになります。
もし、探し出せなかったとしても、本がたくさん並んである本棚を見て回るうちになんだか気持ちも落ち着いてきます。
私だけなのかな…。
他にも2.3人はいるかな…。